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【アゼルバイジャン】バクー新しいもの

更新日:2023年2月8日


ホテルでの朝食を済ませ、ダラダラしていると、あっという間に昼前になってしまいます。リーズナブルなお値段で居心地のよいホテルに滞在(今回の宿はこちらでした)、というのは旅行の絶対条件なのですが、のんびりしすぎて町歩きに出るのが億劫になるというデメリットもあります。

それはさておき、旅行の時にはその国の伝統的な部分に触れたい!という欲望とは別に、オシャレなところにも行きたいという欲望も出てくるものです。カイロに住んでいるとね(いや、カイロにもオシャレスポットはあるのですが…)。

どこかいいところないかな~、できればアゼルバイジャンぽく、オシャレで~、と見つけたのがこちら「Bazaar Delights Kafe」。

旧市街からほど近い、バクー随一の繁華街にあるこのお店は、高い天井に明るい光が差し込む、非常に気持ちのよいお店です。この辺りは旧ソ連時代の建物なのでしょうか、重厚な建物が並んでいて、夜のライトアップは一見の価値ありです。現在は、レストランや世界中どこでも見かけるようなお店のテナントが入っていたりするのですが、アゼルバイジャンにまで来て、ZARAに入らんでも…、というのはちょっともったいないですよ!バーンと天井が高くて、素晴らしい壁画などがあるお店も多く、ちょっとのぞくだけでも楽しいですよ!

明るいお店に映えるピンク。バラのレモネードをまずは一杯。いわゆるレモン果汁たっぷりのレモネードとは違いますが、ほんのりバラの香りとこの色。なんだか楽しくなってきますね。

このカップも素敵~。旅行中に何度も目にした「Azercay」。メーカーの販促品なのでしょうか。なかなかのデザインセンスです。香りのよいチャイに、ほんのりオレンジ風味のしっとりカップケーキがよくあいます。

このお店は5マナト(約350円)でスープ、サラダ、メインの3コースのランチが食べられました。お客さんもスーツを着た若い男性から、女性一人客、おじいちゃんグループまでいろいろ。住んでいたいたら通っちゃうな。

アゼルバイジャンでは、ランチが意外と充実している国なのでは?というのが今回の旅行の小さな発見。レストランにもよりますが、だいたい5マナト前後で3コース、飲み物もセットというお店も少なくありませんでした。昼はランチセットで軽く、夜はビールやワインを飲みながらつまみを、というのがいいかもしれません!

バクーバザール巡り2軒目は、バクー中央駅から北東にある「ヤシリ・バザール」。学校の体育館のようなこのバザールは、完全に改装されてピカピカでした。タザ・バザールと同様、お客さんの数は多いとは言えませんが、どことなく前向きなイメージなのは、この新しさのおかげでしょうか。

約一ヶ月後に控えたノウルーズ用の飾りや、

アゼルバイジャン料理に欠かせないザクロ、

山羊(だと思う)のチーズは、発酵臭のある癖のあるタイプ。香草と一緒にチビチビかじるとお酒が進みそう。

こんなピカピカの市場ですが、周りは昔のまま。

いい雰囲気の建物が残ります。この辺りも、かつてはお店などが並んで賑わっていた形跡はありますが、現在はお世辞にもそうとは言えません。

このヤシリ・バザールの以前の姿はわかりませんが、新しくなったということは、まだまだ活躍の見込みがあると言うことなのでしょう。周辺ももしかしたら再開発の計画があるのかもしれません。バクーの超中心地。数年後、人が集まるイケてるバザールになっていたらいいなぁ、と勝手なことを考えるのでした。

そうそう、このバザールのすぐ脇を通る「タブリーズ通り」には、業者向けの厨房機器のお店がいくつか点在していました。その間にビールと串焼き肉の絵が描かれたような、小さな飲み屋。こちらも全盛期よりも勢いがない雰囲気でしたが、そういえば、カイロの厨房機器のお店が並ぶ通りも、外国人観光客には「ハーン・ハリーリ」でおなじみ、その脇のムスキー北側にあります。流石に小さな飲み屋はありませんが…。カイロの方は、その辺りの市場(スーク)は仲卸の役目として、未だに現役です。

夜はビールの醸造所レストラン、その名も「The Brewery」。ライト(ヘレス)、ミディアム(メルツェン)、ダーク(デュンケル)3種類の自家製ビールが飲めるお店です。

ライトはアルコールも軽めの4%。ほんのりライムの香りを感じる、爽やかなタイプです。ミディアムは、一般的なメルツェンタイプよりもアルコールが軽めの4.6%、苦みは少ないものの、独特の甘みも少なく、こちらもライトな印象でした。ダークはこちらもアルコール度4.6%、かすかに小麦粉を焼いた香りがします。

おつまみはこちら。ニシンの燻製。エジプトにもありますが、こういうちょっと塩気のあるもの、ビールに合いますよね~。生玉ねぎがちょっぴり辛く、ねっとりジャガイモと交互に食べるといい具合の塩加減に。

ほろ酔いで店を出ると、すっかり日が暮れて美しい夜の景色。ツーンとした冷たい空気が一気に鼻を抜けて行くのが、また心地よいのです。


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