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【アルメニア】自家製アルメニア料理とポポキジャム

更新日:2022年3月8日


ジョージアでヒンカリシェケメルリなどを堪能し、アルメニアをめざして出発です。

ジョージア首都トビリシから、アルメニアの首都エレバンまで車で約6時間半。

今回はアルメニア入国後もジョージアやアゼルバイジャンの国境沿いを走るルートでした。

グーグルマップ上の国境線によると、道路の向こうはジョージアだったり、時々アゼルバイジャンに入ったり、国境ファンにとっては見所満載。居眠りしている場合ではありません。

確かこの道路の脇はアゼルバイジャンだったはず(グーグルマップ上では)。あー、最高。

ガードレールの縞模様が国境を表しているのかどうかはわかりませんが、グーグルマップの青いぼんぼりを目で追いながら、実際のルートを確認しながら、なかなか忙しく道のりは過ぎていくのです。

途中パーキングエリアのようなお店に寄ったり。

アルメニアの薄いパン「ラバーシュ」。私はこれが大好きなのです。極薄なのに、なぜか小麦粉の味がダイレクトに感じて、どんな料理もおいしく食べられるのです。

アルメニアのバクラワはちょっと生地が厚めな物が多い。

ラバーシュでチキンを巻いたサンドイッチを購入。

表面はカリッと香ばしく、中のチキンは驚くほどジューシー。

小さな村の食料品店に立ち寄ると、ちょうど学校帰りなのかな、少年達が恥ずかしそうに手を振ってくれました。

さぁさぁ、エレバンに到着しました。

どこで何を食べようかしら。

エレバン南部にある「Hacatun Tnakan」は、アルメニアの家庭料理が食べられるお店。

周辺は小さな市場や商店街になっていて、エレバン中心部の凜とした雰囲気から一気に日常の景色になります。

お店にはおじいちゃんがひとり、スープのような料理をすすっていました。

一見おしゃれな最近の店風だけど、これは期待できるのでは、なんて思っていると、テキパキしたおばちゃんが迎えてくれました。

言葉は全く通じませんが、おばちゃんの翻訳アプリでなんとかオーダー。

完全にわかるわけではないけど、便利な時代だな。

この辺りの国でよく飲まれるコンポト。

果物を砂糖水で煮て冷やしたものです。さっぱりしておいしい。

パンは表面はパリッと、中はふんわり。

後でこのお店の名前の意味を調べたら、ホームメイドのパン(屋)?と言うような意味でした。もしかしてこのパンは自家製なのかな。

アルメニアの野菜はおいしい。水がおいしい国は何でもおいしい。

キュウリがはじけそうなほどクリスピー。カイロで割とぶよっとしたキュウリばかり食べているので、このうまさは感動的。

ピクルスは自家製。まろやかな酸味で手が止まらない。

おばちゃん一押しの「ハリッサ」。

ハリッサと言うと、チュニジアなどでよく使われる唐辛子のペーストが有名ですが、アルメニアのハリッサは優しい麦のおかゆ。チキンの出汁とプチプチ麦の食感が心地よい。バターをちょっと落として、味付けは塩こしょうでシンプルに。

どんな料理が来るのかわかりませんでしたが、ほうほう、これは長旅で疲れたお腹にはちょうどよい。

我々の後に入ってきたアルメニア人一家もみんなで食べていました。

アルメニア料理の定番なのかな。

そう言えばレバノンの田舎料理の本にも載ってました。

アルメニアのマハシー「ドルマ」は挽肉大目。さっぱりしたトマトソースで煮込まれていて、思いの外軽い。野菜がジューシーで、パクパク食べられます。

シャシュリク(アルメニア後ではホロバツ)は、向かいのお店から持ってきてくれました。

あ、これこれ、骨付き豚ガリガリした旨味。油っこくなった口の中も、生玉ねぎをつまむとピリッと振り出しに戻るのです。

ふー、満腹満腹。

と、これどうぞ、となにやら見慣れぬもの。

どうやら何かのコンポート、砂糖煮のようです。

かじってみると、結構固い。中はもそっとした食感。

後でわかったのですが、これは若いクルミ(ポポキ)のコンポート(ジャム)なのだそう。

スーパーにはイチゴジャムなどの(私たちの)定番ジャムを差し置いて、ポポキジャムがずらりと並んでいました。どうやらこれもアルメニアの定番保存食のようです。

アルメニアンコーヒーを飲んで、あー、おいしかった。

ボリューム満点だけど、どこか優しい料理。

壁にはずらりとピクルスやコンポートなどの保存食が。

このお店で出だしている物は全て手作りなのだそう。

出だしから素敵なお店に出会えて大満足。

やっぱり好きだな、アルメニア。

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