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【カイロ】小さなイラクパン屋でむっちりパンとお米のクッバ

更新日:2022年3月8日


カイロのなんてことない住宅街の中に、小さなイラクのパン屋さんがあります。

まわりにイラク人が多いとか、そういうわけではないのですが、エジプトのアエーシとは違うパンが食べたい時に、時々買っています。

代表的なイラクのパンの一つ「サンムーン」は、菱形のかわいらしいパン。

中は空洞なので横に切り目を入れてサンドイッチにも出来ます。

両端のとがった部分がちょっとむちっとしておいしいのです。

お店には普通のオーブンの他に、タンヌールと呼ばれるオーブンもあります。

こちらは薄焼きパン用ですね。

店頭には冷凍庫があります。

中をのぞくと、イラクのクッバ「クッバ・ハラブ(アレッポ)」がありました。

ターメリックで炊き込んだお米のクッバ。

シリア北部の都市「アレッポ」という名前が付いていますが、アレッポにはありませんよ。

ブルグルのクッバとは違い、外はカリッ、中はモチッ。とっても日本人好みだと思うのです。

冷凍のまま、もしくは冷蔵庫で解凍して揚げるだけ。

カリカリ、ついつい手が伸びるのだけど、ごはんなので意外とお腹にたまります。

中身は挽肉。おいしいな。

クッバ・ハラブの作り方はこちらをどうぞ。

材料は米、挽肉、玉ねぎなどで、特別な材料は必要ありません。

お店のおじさんはイラクのバグダード出身なのだそう。

「…あと…そのクッバ・ハラブもください」とさらっと言うと、それまで真顔だったおじさんが、「どうしてそれを知っているんだい?」とニヤリとしていました。

ここでクッバ・ハラブを買う人は、こうやって通ぶるとよいかもしれません。


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