おいしくて簡単、エジプトとお隣だけど、ちょっと違うリビア料理。
今回ベンガジ出身のリビア人アーミナさんに教えてもらうのは、「キーミヤ」(キーマとも)。
炒めたひき肉に玉子を落とした、誰もが大好きな料理です。
朝食に、メインの付け合わせに、そしてラマダンにはスープとブリーク(パイのような料理)と共に欠かせない料理。
ひき肉部分を作っておけば、食べたい時に玉子を落とすだけ。ジューシーなひき肉とと濃いめのトマトソースがパンに合いますよ。
まずは牛ミンチと玉ねぎのみじん切り、塩こしょう、水少量を鍋でよく混ぜます。
玉ねぎはかなり多めです。
蓋をして火にかけます。時々かき混ぜながら炒めます。
ひき肉の色が変わり、玉ねぎがしんなりしてきたらパプリカまたは唐辛子(シャッタ)を加えます。
トマトペーストを加え、全体を混ぜたら、
水をひたひたに注ぎます。10分ほど煮込んだらベースは完成。
小さめのフライパンなどに移し、パセリとパクチーのみじん切り、スパイスを加えます。塩味も確認しましょう。
玉子を落とし、蓋をして好みの硬さに仕上げます。
パセリのみじん切り、好みでシナモンを少々振ったら完成!
玉子に沿って取り出し、お皿に盛り付けましょう。
レモンを搾ってもおいしいです。
アーミナさん曰く、パセリを入れたキーミヤはベンガジ風なんだとか。
また、彼女は玉ねぎとひき肉を炒め煮のようにしていましたが、玉ねぎを炒めて、ひき肉を炒めて…という作り方も一般的なようです。
玉ねぎの量は、アーミナさんはたっぷり目と言えるかもしれません。
でも、これがジューシーでおもくないキーミヤの秘訣です。
スパイスはショウガやリョウキョウが入ったリビアのスパイス「ハラーラート」を使うので、じんわり辛く体がポカポカしてきます。
日本では手に入づらく、また、ハラーラート自体に厳密な決まりはないので、この辺は好みのスパイスで作ってみましょう。
リビアのミックススパイスについてはこちら。